今月4日に特別背任の疑いで再逮捕された日産自動車のゴーン前会長について、東京地方裁判所は今月15日から22日までの8日間、勾留の延長を認める決定をしたことが関係者への取材で明らかとなったようですね。
本来ならば10日間の延長ですが、それを8日間に短縮したようです。
東京地検特捜部の事件で、検察が求めた10日間の勾留延長の日数が短縮されるのは異例とのこと。
さてゴーン前会長の勾留の延長日数が異例の短縮となりましたが、カルロス・ゴーンさんは現在どこに勾留されているんでしょうか?
そこで今回はカルロス・ゴーンさんが勾留されている場所はどこなのか探っていきたいと思います。
また、拘置所の生活・食事や部屋も探ってみます。
目次
カルロス・ゴーンの勾留場所はどこ?

今月4月の4日朝に、日産自動車の前会長カルロス・ゴーン容疑者は特別背任の疑いで再逮捕されていましたが、現在はどこに勾留されているんでしょうか??
調べたところ、以前勾留されていた東京拘置所で勾留されているようです。
4日午前、ゴーン容疑者を乗せたとみられる車が東京拘置所に入りました。
ゴーン容疑者は保釈からわずか1カ月で再び身柄を拘束されることになりました。
出典:https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000151432.html
カルロス・ゴーンさんは4日の朝に再逮捕されて、そのまま午前10時頃に東京拘置所へ移送されたようですね。
保釈からわずか1ヶ月のことで、世間では驚きの声が上がっていました。
以下はTwitter上の声です。
えっ!まじか?そんなのありにしたら刑事訴訟は終わりだろ。
↓
「さらに今回の逮捕に伴って、東京地検が裁判資料などを押収した」ゴーン被告人の再逮捕、弘中弁護士「暴挙と言わざるを得ない」(弁護士ドットコム) – Yahoo!ニュース https://t.co/ZAuqWiy8dH @YahooNewsTopics
— ささきりょう (@ssk_ryo) 2019年4月4日
保釈しといて、裁判の準備が進んだ頃に別件で再逮捕し、裁判資料をごっそり押収したら、検察が負けるわけない…
(しかしあまりにアンフェア)— Sugiyama Jun (@genki2010) 2019年4月4日
まさに恐怖としか言いようがない。これで本当に日本は法治国家と言えるのか?
この強引なやり方を見ても、地検に勝ち目がないことは明らかでしょう。— AI (@AI2018univ) 2019年4月4日
素人からみてもなんか違和感を感じるんですが。この国はどうなっているんでしょうね。おおよそ文明国家とは思えない気がします。
— 気まぐれ天使 (@kimagurettenshi) 2019年4月4日
今回の逮捕には逮捕状が必要だったはずだ。保釈を認めた被告人に再逮捕を許可することは矛盾しているし、そんな行政の暴走を止めるのも司法の役割だ。
ゴーン被告だけ特別な捜査をすることについても法のもとでの公平性にも反している。
二重三重にも異常な逮捕と言わざるを得ない。— T.Yaginuma (@guangzibei22) 2019年4月4日
本来、証拠を固め、最後に容疑者に確認するのが順序で、それならば何日も拘束する必要も、再逮捕する必要もない。最初に有罪と決めつけるシナリオを書いているのでない限り、こうした検察の行動は説明がつかない。
— Y.Shimizu (@Saisyoh) 2019年4月4日
素人目にみても戦前の特効警察のような暴挙に見えますが、こんなのよくあることなんでしょうか……
ゴーン氏には負けて欲しいと思っている人間ですがこれは酷い。アンフェアすぎる……— 葉子 (@yoko4449) 2019年4月4日
保釈からの再逮捕に恐怖を感じる声が多かったようです。
この再逮捕のタイミングも諮ったようなタイミングでしたもんね。
カルロス・ゴーンさんは再逮捕前日に以下のようなツイートをされています。
何が起きているのか真実をお話しする準備をしています。
4月11日木曜日に記者会見をします。— Carlos Ghosn カルロス・ゴーン (@carlosghosn) 2019年4月3日
本来であれば4月11日に記者会見でゴーンさんの口から真実が語られる予定でしたが、それを阻止するかのような翌日の逮捕で、さらに準備していた裁判資料まで全て押収されています。
「これには何か裏がある」
と感じざるを得ませんよね。
カルロス・ゴーンは東京拘置所での生活・食事や部屋は?

カルロス・ゴーンさんの東京拘置所での生活・食事や部屋を見ていきましょう。
上の画像は東京拘置所の外観ですが、外観だけみると綺麗な印象があります。
しかし、拘置所の単独室はとても質素なもので、以下はその部屋のイメージ図です。
▲出典:https://www.sankei.com/affairs/news/181125/afr1811250011-n1.html
画像を見る限り、本当に必要最低限のものしか配備されていないようです。
以下は単独室の実際の写真です。
▲出典:https://www.asahi.com/articles/ASLCR513ZLCRUHBI00H.html
イメージ図通りの簡素な部屋ですが、思ったよりも綺麗に整備されているようですね。
そして、気になる食事ですが、以下の写真はとある日の東京拘置所の食事です。
▲出典:https://www.zakzak.co.jp/soc/news/181212/soc1812120003-p3.html
本当に必要最低限の栄養を確保するための食事のようですね。
ただ、駐日フランス大使らが面会に訪れた際にはリンゴなどの果物を差し入れていたようで、ゴーンさんはそれを召し上がっていたようです。
ゴーンさんは拘置所の食事が合わずに体重が10キロも減少したようです。
大変つらい生活ということが想像できます。
その他の拘置所での細かな生活について、東洋経済の調べでは以下のように記載されていました。
- 勾留者は午前7時ごろに音楽で起こされる。
- 自分で布団を畳んだ後、刑務官から「あなたの番号は?」と聞かれ、それに答える。
- 朝食は、ご飯とみそ汁。器は洗ってから刑務官に返す。
- 次は運動の時間だ。数分間だけストレッチを行う。朝にはラジオを45分聞く。
- 昼食後は昼寝をする。しかし、布団の上ではなく畳の上で、だ。
- 入浴は週に2、3回できる。
- 午後4時20分になると夕食が支給される。通常は新聞や本を読むことができる。本にメッセージが書き込まれていないかを刑務官が確認した後であれば、本を受け取ることができる。
- 最もつらいと思われるのは、居室内で一定の姿勢を保っていなければならないということだろう。布団に寝そべることも、その上に座ることも許されていない。1日中、座布団の上で特定の姿勢で座っていなくてはならないのである。
- 午後7時になると、部屋の電気が半分暗くなるが、ベッドに行くこともできなければ、本を読んだり、モノを書いたりすることもできない。話すことも許されていない。
- 被勾留者は1日に30分間だけ「散歩」することができる。散歩をするには、居室から出て床に引かれた白い線に沿って歩く。その線は拘置所の屋上まで続いている。散歩中は、左右を見ることも、ほかの被勾留者に視線を送ることも許されていない。
出典:https://toyokeizai.net/articles/-/253335
部屋の中で自由に過ごしていいわけではなく、厳しい規則を守って生活しなければならないようです。
カルロス・ゴーンさんは4月22日まで東京拘置所に勾留される予定ですが、その日まで再びつらい生活を強いられるようですね。
いずれ再び保釈されることだと思いますが、その後のゴーン氏の供述に注目したいと思います。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回はカルロス・ゴーンさんが勾留されている場所はどこなのか探ってみました。
現在は東京拘置所に勾留されているようですね。
そして、拘置所でどんな生活を送っているのかも探ってみましたが、かなり制限のある厳しい生活を送っているようでした。
4月22日まで東京拘置所で勾留される予定ですが、保釈後のカルロス・ゴーンさんの供述に注目したいと思います。